アズで販売している葬儀用クラシック「ef」。
このCDはまさに「葬儀」のためのものなんです。
生演奏ならその場でいろいろアレンジできるので、葬儀といった厳かな場面でも雰囲気を壊すことなく音楽を奏でられます。
しかし、CDを使ってクラシックを流すと、突然大きな音がでたり、急にデンポが速くなったり・・・
クラシックは好きだけど扱いにくい。
そんな問題を解決するためにこの「ef」を作りました。
「ef」の特徴は「選曲」と「アレンジ」にあります。
まず選曲について。
今までの演奏の経験から、クラシックの中でリクエストが多かったものを中心に選曲しました。
・別れの曲
・ノクターン
・ジュピター
・悲愴
このあたりの曲はクラシックの定番と言っていいほどリクエストが多いです。
次に、あえて選んだ曲。
・葬送行進曲
です。
よく「↑この曲が入ってるの?タイトルはいんだけどこの曲聴いたら笑っちゃうかも。」
と言われます。
確かにゲームオーバー的な感じに使われますよね。(笑)
でも使ったのはその部分じゃないんです。
その有名なフレーズの後に感動的なメロディーがあるんですよ!!
暗いイメージはなくあたたかい感じで葬儀にはむしろここの部分が合う!と思ったので、この部分だけを抜粋しアレンジしました。
抜粋といえば「ジュピター」もそうですよね。
有名なフレーズは曲の一部分なんですよ。
次にアレンジについて。
クラシックの扱いにくいところは、音量差、テンポだと思います。
「ef」はその問題を解消するために、なるべく音量とテンポを一定に近い形で作っていきました。
一定すぎでもつまらない曲になってしまうので、曲の雰囲気を壊さずどこまでアレンジしていくのかが難しいポイントでした。
「悲愴」の中間部分はそのままだと使いにくいのでメロディーをアレンジしてあります。
「リベラ・メ」「ラクリモサ」は原曲の歌の荘厳なイメージを崩さず表現していくのが難しく、楽器の種類等結構悩みました。
そうそう、「ef」の特徴としてもう一つ忘れてはならないのが「2枚組」ということ。
せっかく葬儀用にアレンジするのだから、様々な場面で使ってもらいたい!と思いまして、いろいろな楽器が使われているパターンと、ナレーションなどで活用できるようにシンプルなものを同じ曲で作りました。
「ef」のページは
こちらから。よかったら試聴してみてください。
音楽は目には見えないけど、「記憶」に残ります。
葬儀という場面だからこそ音楽を大切にしたいですね。